洗心会のみなさま
サポーター・お茶友 各位殿 この七月で、稽古場を開いて四周年になります。どうぞお顔お見せください。 3周年の様子↓ http://tokyosadou.exblog.jp/11680187 ちょうど稽古日は七夕(7月7日)になりますので、「葉蓋(はぶた)」を用意してお待ち しております。 「葉蓋」は水指に、木の葉を蓋がわりに使う趣向で、十一世家元玄々斎(げんげんさい)が 七夕の趣向に、自分好みの末廣(すえひろ)籠の”受け筒”を水指に見立て、梶の葉を蓋 としたのが始まりです。 (写真参照)陶磁器やガラスの細い指も使えます。 お点前の中では、水指の蓋をあけたら、葉を折りたたんで建水に放ちます。薄茶点前のみ。 梶、桐、蓮(はす)、蕗(ふき)などの葉がよく、無毒、無臭、汁気の出ない葉を選びます。 芋の葉に露をためればコロコロしていかにも涼しそうです。葉をよく洗い、点前に持ち出す 直前に霧吹きすると涼感が増します。狙いは視覚的に涼しさを演出する工夫です。 夏しか楽しめないお点前の工夫が他にもありますので、日替わりで旬を楽しみましょう。 「梶の葉」といえば松浦の家紋であり、七夕とはまた切っても切れない縁があります。 梶(かじ)の葉は、信州の一宮である諏訪大社の神紋としても有名です。 梶は平安時代から神聖な木とされ、神社の境内に植えられ神事に用いられたり、お供え物の 敷物にも使われます。 歌道の宗匠家である冷泉(れいぜい)家では、今も詠んだ七夕の歌を「梶の葉」の裏に書きます。 梶が墨をはじかない性質があるので、古来、短冊に使われました。 梶は和紙の原料にもなり「紙」の象徴となっています。 そこで皆さんにお願いがあります。 ご自宅や近所で、大きめの梶の葉を分けてくださる方がいたら、ご一報くださいませ。 一点前で一枚を使い捨てますので、たくさんあれば楽しめます。また梶は挿し木で増えます ので、もし枝ごとお譲りいただければ、偕香苑の庭にさり気なく挿し木しようと目論見 中です。(笑) 7月7日(木)は、記念稽古として、おしのぎ(点心)と一献(お酒)を出します。 お稽古に来られた順に召し上がっていただき、その後、通常稽古になりますが、 大先生やサポーターの方も見えますので、お休みなく是非いらしてください。 控えの間に短冊を置いておきますので、「お祝い句」または「願い」を5・7・5の 十七文字にして私の為に残してくだされば幸甚です。 季語は…?インターネット歳時記です。↓ http://www.haiku.jp/saijiki/index.html [[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[ 松浦 宗光(ひかり) 102-0084 千代田区二番町9-2-401 http://hsuzuki.exblog.jp/紀尾井町茶道倶楽部 洗心会 主宰 稽古場 千代田区紀尾井町清水谷偕香苑 http://tokyosadou.exblog.jp/ (ブログ) >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
by tokyo-sadou
| 2011-06-28 00:17
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