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洗心会会報20110929「月鈴子」

洗心会・社中サポーターの皆様へ
(Cc:宗光携帯・g-mail)

d0162246_15275911.jpg★10月6日(木)のお稽古は、いつもと場所が変わりますのでお間違えないようご注意ください。

場所:株式会社 益田屋(正芳庵)
住所:東京都新宿区百人町2丁目20番地17号益田屋ビル3F
Tel・Fax:03-3362-1176
地図: http://www.masuda-ya.co.jp/map.htm最寄駅:新大久保駅下車徒歩4分、大久保駅下車徒歩4分

※17:00以降は、お店の入り口が締まり、奥のドアから入ります。
また防犯上、鍵をかける場合があるので、必ずどなたかと連絡取り合えるように携帯をお持ちになってくださいませ。お手数をおかけします。
宗光携帯:090-1540-6771(お休みの方は早目にご連絡ください)
===

改めまして、こんにちは。すっかり秋本番ですね。
10月は「風炉の名残り」と言いまして、風炉点前の最後の月…。中置き・五行棚など、10月特有の「季節モノ」がありますので、お休みしないできてください。「風炉の名残り=10月」です。

今年の秋、皆さんは幾つの季語を『実感』していますか?

 隠家も現はになりし野分かな   高浜虚子

今年の台風シーズン、皆様はご無事でしたでしょうか。
「野分(のわき・のわけ)は秋の疾風で台風や余波のことともいえます。今年も「野分」を五体で存分に受けました。実感をともなった季語は身体が覚えて、季節が巡ると自然に頭の中の歳時記を捲って思い出させてくれます。
稲穂や薄原を押し倒しながら走る「のわき」…真っ直ぐ感が、茶杓の銘にもふさわしい言葉です。

 鈴虫の鳴き継ぐ夜を書き継げる   稲畑汀子
 こほろぎの疲れもみせず明けにけり 梅山香子

d0162246_1536849.jpg鈴虫は別名「月鈴子(げつれいし)」とも言います。素敵でしょう?先日伺った東大茶道部の茶会のお菓子の銘が「月鈴子」でした。

鈴虫はリーンリーン、松虫はチンチロリン、馬追(うまおい)はジースイチョ、草雲雀(くさひばり)はフィリリフィリリ、きりぎりすはギー・チョン、くつわむしはガチャガチャ、かねたたきはチンチン、邯鄲(かんたん)はル・ル・ル・ル、これらは全て秋の虫、なので秋の季語です。
実は、「虫」と一言いうだけで秋の季語として成り立つのです。
…ところで!
「茶立虫(ちゃたてむし)」なる虫をご存じでしょうか?
私はまだ実際にお目にかかっていないのですが。
名前の通り、お茶を点てる音に似て「サッ、サッ、サッ」
と微かな音で鳴く虫だそうです。親近感湧きますね。

 松風や躙り口より茶立虫  まつらひかり
 
皆さまを待つ間の稽古場で、松風(釜鳴り)の音を訪ねて、もし
茶立虫が席入りしたら……ねんごろに不時の茶事をしたいものです。(笑)
「ちぃさい秋みぃつけたっ♪」

>>>>稽古日>>>>
■10月6日(木)13:00~21:00 新宿区大久保・益田屋正芳庵
■10月20日(木)13:00~21:00 紀尾井町・偕香苑(通常通り)

※以下、希望者は返信ください。
>>>>関連★無料イベント>>>>

★10月2日(日)10:00~15:00 東京都庁広場 TOKYOファミリー体験広場
 呈茶・子供マナー教室 (参加無料)
★10月13日(木)10:00~15:00 明治神宮献茶式
 本殿前の回廊席(青年部の立礼席)のみ、茶券がなくても入れます(無料)
 (運が良ければ坐忘斎お家元と同席もあり得ます)献茶の券は売り切れ
★10月22日(土)13:00~15:30 山野ホール
 『茶の湯の焼物』講演会 矢部良明先生 (無料:チケット10枚あります)

【その他】
神田京子独演会!:10月21日(金)@にぎわい座 のげシャーレ
http://blog.kandakyoko.com/靖国神社:秋季大祭関連イベント(菊花展・奉納プロレスetc)
http://www.yasukuni.or.jp/news_detail.php?article_id=0044明治神宮:年間行事案内サイト(人形感謝祭など)
http://www.meijijingu.or.jp/event/index.html明治神宮は日の出に開門し、日没で閉門するならわしです。
10月の開門時間: 5時40分 16時40分(散策のご予定に)

>>>>お茶会のご紹介>>>>

人様が催す茶会に客として招かれるのは、この上なく楽しいばかりでなく、五感を使った勉強、稽古にもなります。四季を味わいにご一緒しませんか?
以下は、私がお付き合いで伺う茶会です。希望者には茶券の手配が可能です。

◆11月23日(水・祝日):高田馬場 茶道会館
 主催:淡交会東京第3西支部『懇親茶会』
 茶券:6000円(濃茶席・薄茶席・点心席)

◆11月26日(土):高田馬場 茶道会館
 主催:淡交会東京第7西支部『懇親茶会』
 茶券:6000円(濃茶席・薄茶席・立礼席・点心席)
茶道会館地図:http://www.sadoukaikan.com/map.html
※11月の稽古日と炉開の予定は次回稽古日にお知らせします。
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松浦 宗光(ひかり)
102-0084 千代田区二番町9-2-401
http://hsuzuki.exblog.jp/hikarinokuni1216@gmeil.com
紀尾井町茶道倶楽部 洗心会 主宰
稽古場 千代田区紀尾井町清水谷偕香苑
http://tokyosadou.exblog.jp/ (ブログ)
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by tokyo-sadou | 2011-09-29 01:24 | 会報バックナンバー

回想。

d0162246_16444853.jpg季節が巡る。また大好きな秋がきたことが嬉しい。風は金色に、空は透明になっていきます。
秋は純然と秋ながら、一度として同じ秋は巡ってきません。ただ、幾たびも重ねた秋を思い起こすのみ。
昨年の秋に行ったお茶会のお菓子です。菊の織部饅頭。餡がピンクで綺麗でした。表は詫びて、中は明るく。お饅頭に見習いたくなる素敵さですね。
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by tokyo-sadou | 2011-09-28 16:48 | 稽古場日記

洗心会会報20110830「中秋の名月」

洗心会・社中の皆様、日頃支えてくださるサポーターの皆様へ
(Cc携帯・g-mail)

九月は一日からお稽古です。13:00~偕香苑でお待ちしております。
この日から藤井亜紀子さんが新入門、有馬育子さんがお休みを終えて復帰です。
大歓迎です!先輩方、宜しくお願いします。
私も益々稽古場の充実に努めて参ります。ご一緒に楽しみましょう。

【COLUM】
さてまたも中秋の名月を語る季節になりました。今年2011は、09/12 月曜が中秋の満月です。
『明日になれば欠ける満月より、十四番目の月が好き!』と謳ったのはユーミン。
満月は月曜で気持ちが忙しいですが、十四番目の月なら日曜日の夜です。
大河ドラマを終えたら、お月見というのはいかが。お団子や薄など飾り、薄茶一服そなえれば、ぐっと「お月さん」を身近に感じます。月光を浴びて美人になろう。

秋の「花野」で自然を愛で、中秋の名月に月を眺めることは、とてもよいことですが、それは暦のくれる「きっかけ」であり、物事の(茶味の)本質的には常の姿勢でなくてはなりません。
とまで言い切ると厳しくなりますが、月や花を見るにあたり、私の好きな言葉をいつも思い出すのでご紹介します。

『月を看(み)るは、清気(せいき)を観(み)るなり、円欠晴翳(えんけつはれかげ)の間(かん)に在(あ)らず。花を看るは、生意(せいい)を観るなり、紅紫香臭(こうしこうしゅう)の外に存す。』(『言志四録』)

月を観るのは清らかな気を観るのであって、月が円くなったり、欠けたり、晴れたり、かげったりする形を観るのではない。花を看るのも、その生き生きとした花の心を観賞するのであって、紅や紫の色とか、香りのような外に現われた様子を観るのではない。    
(江戸の漢学者、佐藤一斎)

では、皆さん。もしこの続きに『人を診(み)るは、○○を診るなり、』という段があるとしたら、どう繋げます? 物を見る目は、人を見る目。 私の茶道のテーマはそこにあります。

たぶん、ですヨ。佐藤一斎氏も、『誠意(せいい)』と繋げようと心の中で唱えていた筈です。
『人を診るは、誠意を診るなり、肥痩富貧の間に在らず、付き合い上手下手の外に存す。』
(平成の野点人、松浦宗光)(笑)

つまり満月だからではなく、いつも月を観て清らかな気持ちになる。健気な花を看れば生きる力を己が得る。凄い人や特別な出逢いを求めず、隣人の誠意を診て過ごす……。それが「見えている」ということなんだなと。うふふです。一人遊びに、そんなことをつらつら考えていました。(笑)

過日受け取った、書家の「武田双雲からの言霊」というメルマガに、『日々、出会っている人、今目の前にいる人を自分なりの方法で喜ばせる。これを毎日一生続けていくことこそ、本当の修行ではないだろうか。』とあり、共感しきりでした。

洗心会には、その実践を半世紀もしてこられた師匠が居られます。下山田哲夫さんです。
8月27、28の「軽井沢野点紀行」は、参加者が生涯忘れ得ぬ「一期一会」になりました。

保養所の庭の緑に、白樺の木漏れ日の下、四畳半の立派な緋毛氈の野点台…。
野の花をたくさん生けた花結界。銀瓶を使い、千歳盆のお点前、富士の「火祭」の菓子。
銀彩に桔梗の主茶碗と、夏の名残りの平茶碗。
夕方は会議室を真っ暗にして、和蝋燭の明りだけで講談『四谷怪談』(神田京子)。
ガーデンBBQの晩餐の後は、花火大会、卓球大会、カラオケ大会と全員参加。(元気ですね!笑)
翌朝は周辺散歩に、朝風ブレックファスト、骨董商への散策と続き、昼前に解散しました。
一部の方は御代田のメルシャン美術館と、浅間句会にも参加。天候に恵まれた二日間でした。

これらは全て「縁」によって巡り合わされた「今」でしたが、具現化する土俵を提供してくださった下山田さんあればこそ、物心ともに豊かさが形となった旅でした。大先生・松浦社中の同門様、みなありがとうございました。

双雲氏の言葉を借りれば、『人を喜ばせる』この企画は下山田さんの修行だったことになりますね。
「私はずっと人との縁を大事に仕事をしてきた」そう語る下山田さんに巡り合えた私は好運。
(洗心会の参加者:宗光・吉森・岩見・西村・吉田)

洗心会では、師匠からの学びは決して多くないけれど、同門から学ぶことに肥沃な土壌なのです。
皆さまそれぞれの「らしさ」「優しさ」で互いに磨かれて行きましょう。
絹の袱紗で何十年も拭いていると、お道具も、得も言われぬ艶が出るものです。荒行は要りません。
優しい絹での「清め」の繰り返しでよいのです。(^^)

双雲さんの言葉では、『自分なりの方法で喜ばせる。』というところが大切です。
私たちは茶筅が振れます。目の前にいる方へ、心を込めた一碗を呈し、眼に映る自然を語らう。
そんなとき、気分は古寺の和尚、街角のシスターですね。(笑)

修行の結果を世間に還元するのではなく、一碗を呈す日々の実践が修行になるのだとしたら、もはや悟り(ゴール)など気にはならない筈です。
この、「気にならなくなる」状態こそが「悟り」なのですから。(ハイ、自分に言い聞かせてます)

つまり修行は、「しなくてもいいことだけど、もししたら、それは素敵なこと」でいいのではないでしょうか。「ひかり流、自他の優しい修行のススメ」でした。

【おかしな話】
別のご縁で、8月24日に、富士山の麓での茶会に行ってきました。今週のお菓子はそのお土産。
金多留満という菓子舗の「はまなし」というゼリー菓子です。

「はまなし」とは、富士山の五合目から八号目にかけて群生する高山植物「こけもも」の、富士山における別称。七、八月頃、枝先に数個の鐘状の愛らしい花が集まって咲き、花が終わると赤く小さな実がなります。この実は酸味がありますが、熟すと甘みを増し、生食の他、塩漬け、果実酒、ジャムなどにして楽しめます。

その昔、秦の始皇帝は不老長寿の願いが昂じ、薬を求めて各地に使者を派遣しました。
その一人「徐福」は当地にたどりつき、「はまなし」こそが不老長寿の源泉と確信したと語り継がれています。

【工場長談話-HPから-】
金多留満の代表菓、はまなし!富士山で採取できるはまなしの実を使い、このお店でしか味わえない不思議な食感と、はまなしの実の酸っぱさの絶妙なアクセントをお楽しみください。
私のお勧めの食べ方は冷凍庫で凍らせてご家庭にあるコーヒーフレッシュをかけて食べると、また違った食感と味わいが楽しめます。
ちなみに昭和天皇陛下にお出しさせて戴いた時には、メレンゲをかけてお召上がり戴きました。

さて…、凍らせてみましょうか!?んー。

★稽古日
9月1日(木)13:00~21:00
9月15日(木)13:00~21:00

=====お稽古場以外にもある学びの『場』======
(生かすも流すも貴方次第、ご都合は運次第? お誘い合わせは縁次第!)

■9月4日(日)鷺沼の万楽堂の茶室「明章庵」で林淡幽展に添釜。
 (小峯さんお点前、岩見さん吉田さん水屋手伝い)
 http://www.manrakudo.co.jp/
■9月19日(日)講演会「手紙から読む茶人と歴史」500円(9/10締切)
 勝見さんと同じく「何でも鑑定団」に御出演の増田孝先生の講演
 12:30~ミニ茶会 14:00~16:00講演
 http://hakuun.exblog.jp/16670572/ (松浦社中多数参加します。酒井雅彦さん参加予定。まだまだ募集中。)

■9月25日(日)座禅体験&講話&呈茶&精進料理「禅に親しむ」 参加費3000円
 http://hakuun.exblog.jp/16776088/
 (松浦社中多数参加。酒井雅彦さん岩見恵理子さん参加予定。募集中!)

■10月2日(日)東京都庁広場で「子供茶会とマナー教室のお手伝い」
 東京都の依頼行事『TOKYOファミリー体験広場』の運営スタッフとしてご奉仕。
 お弁当つき。着物歓迎、洋服も可。(但し参加資格が50歳までになります)
 子供好き、お祭り好きにピッタリ。勉強になります。(私と吉森さんがご一緒します)
 http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2011/08/21l8i400.htm~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お薦め展覧会・ギャラリー情報

■軽井沢メルシャン美術館『アンリ・ル・シダネル』展 ヨカッタです!
入館料無料になる招待券が若干あります。軽井沢へいく方に差し上げます。

■銀座ギャラリー『日々』鈴木玄太展。ヨカッタです!
先日、吉森さんが新しい花入れを購入。陰影も姿も、と~っても素敵です!

■追伸■
8月の日経ビジネスアソシエでの「被災地野点茶会」の記事を見たという別の出版社の方からお手紙いただき、「企業と人材」という雑誌(月刊誌)への執筆依頼を受けました。
日経の中島洋一さん、ひいては中島さんをご紹介くださった社中の平松かおりさんのご縁の賜物です。書くこともライフワーク♪ 深謝いたします。
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by tokyo-sadou | 2011-09-07 00:22 | 会報バックナンバー