洗心会会報20120123「明歴々」

洗心会の皆様へ

明歴々露堂々:すべての存在が明らかに、物事がはっきり現われ出る様。
(めいれきれき ろどうどう)「禅林句集」から。
※何事もそのままの姿が真理の現われであり、仏の表れだという教え。仏法は神秘的で深遠高尚なものではなく、松風や野の花にも現れ出ている。それを感得することに禅の妙味と、茶禅一味の味わいがある。あせらず気取らずごまかさず、素直にありのまま堂々と在りましょう!

さて初稽古は、昼間は小間に8人が膝詰めの、濃縮された時でしたね。「鏡柄杓」の決まる人、「袱紗捌き」の端正な人、「茶筅通し」の美しい人、お湯を落とす音、襖の開け閉めに余情のある人、柄杓の通る道筋や、釜の蓋の移動する際の水平線さえ、ため息が出る程美しく見える点前があります。

身につくには歳月が要りますが、どんな些細な所作も、全ては自分自身が、「それを意識しているか否か」から始まります。それ以外に無いのです。薄茶一点前の中にいくつのこだわりを持てるかが、その人として表出します。

自分が点前の所作に集中することで無心(無私)となり、周囲の視線や気を、そよ風やせせらぎのように穏やかな気持ちで鑑賞できるようになれば、出された一碗もまた、心落ち着ける美味しい一服になるでしょう。

個々人の「茶の道」の道程は違いますが、同門は兄弟で共に一体であると言われます。人を見て学べば稽古場で集う価値は高まります。常に「自分」から目を離さずに、初心を忘れずにお茶を点てる稽古場、共に創って参りましょう。
また、花の名前、紐の結び、道具の背景、地方銘菓、着付けのコツ互いの知っていること一つでも教え合って学ぶ場でありますよう。

4月の茶会に向けてますます社中が結束し、切磋琢磨する場でありたいと願います。今年もどうぞ宜しくお付き合いくださいませ。

※2月から新たなお仲間が増えます。和菓子の専門家の男性です。歓迎いたします。私たちも多くの刺激を受けるでしょう。

                       宗光 拝
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【1月19日稽古場のおさらい】
玄関の短冊
  「山眠る川ひとすじの起きてをり」 山本柊花の句
   ※季語=山眠る(冬)

軸 「明歴々露堂々」 紫埜 大亀老師(八十八翁)
( 「白梅の図」   酒井 大楽 )
花  白梅と曙椿
花入 九谷鶴首
香合 干柿に鼠    
薄器 輪島塗 春秋棗 箕輪一幸 など
茶碗 赤楽  玉藻焼 など

菓子 織部薯よ饅頭 玉子餡で 鶴屋八幡 製
薄茶 御園の白        詰 青松園
濃茶 豊昔            〃

※小間、広間とも「隅炉」のしつらいで稽古を始めました。
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【稽古日】
1月26日(木)13:00~21:00
2月2日 (木)13:00~21:00
2月16日(木)13:00~21:00
※3月以降は上野毛での特訓日も設けます。(3/17/18,4/14など)
お休みがちの方も、出られるときたくさんお稽古してください。
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★畠山記念館の茶会
4月22日(日)集合8:00~解散17:00頃(打上は後日) 
着物は無地・訪問着など。足袋・袱紗は綺麗な物をご用意ください。
1席15名を10 ~12席行います。お点前・半東は交代で、水屋の洗い、かげ点て、運びを全員で行います。
水屋参加が無理な場合はお客様でお越しいただいても構いません。次回、お点前の当番表をお見せします。相談しましょう。

■茶会前日は瀬沼さんの御出産予定日です。重ねて芽出度い春となりますよう皆様の初陣の御武運をお祈りします。
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松浦 宗光(ひかり)
102-0084 千代田区二番町9-2-401
090-1540-6771
http://hsuzuki.exblog.jp/紀尾井町茶道倶楽部 洗心会 主宰
稽古場 千代田区紀尾井町清水谷偕香苑
http://tokyosadou.exblog.jp/ (ブログ)
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by tokyo-sadou | 2012-01-25 00:11 | 会報バックナンバー
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